超音波療法について。


治療のお話
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朝も早よからこの方とミーティング、クリニカルオフィスかえで治療院院長こと、高松均人(たかまつまさと)先生と。

な、なんか後光が差してますね。(車のキーをテーピング固定で治すところが治療家の鏡だと思います)

さて、、、たまにはゆっくり治療の話がしたいです。

今回は「超音波治療器」について。

“〇〇波”ってありますよね。

“かめはめ波”、”どどん波”、”魔貫光殺砲”(波ですらない)
そーゆー”波”ではなくて、

干渉波とか超音波、超短波、極超短波、低周波、高周波、ラジオ波、、、etc.

様々な治療器の”波”があります。

そもそも〇〇波ってのは振動刺激なんですね。それぞれ振動が到達する深さあるいは受容する臓器が違うってことです。それぞれの臓器にプルプル〜って振動して簡単に言えばマッサージみたいなもんだ。そーするとそこの循環が良くなる訳だ。

例えば干渉波なんかは皮下1.6cmとか言われてます(文献によって多少違うかもね)、対象は浅筋とか浅筋膜とかになりますね☞アウターマッスルとか、表面の大きいモリモリした筋肉って言えば分かり易いかな。   その辺を対象としてます。

で、今回は「超音波」。超音波は大別して1MHzの時は皮下10cm、3MHzの時は6cmくらい、って言われてます。対象臓器は腱・靭帯・関節の中(関節包内)とかになります。

例えばね、


この方のお膝☞膝関節捻挫なんですが、やはり膝が腫れちゃってます。    どの辺が腫れてっかって言うと、

この赤い〇の部分です。青い〇は皆さんが良く”お皿”なんて言いますが、”膝蓋骨(しつがいこつ)”っていいます。(膝を蓋(フタ)する骨ってことです)

赤い〇の部分は関節の潤滑液が入ってるところなんですが、膝蓋骨の上の赤〇を”膝蓋上滑液包”って言って、下の赤◯を”膝蓋下滑液包”って言います。

この2つがメインに腫れます(特に上かな)。簡単に言うと、この2つの滑液包の腫れが取れれば膝がラクになりますよーって話。

ただね、腫れることには理由があって、主として傷んだ部分を守るために腫れるんで、それはそれとして大事なのよ。

だから、できるだけ自分の身体のサイクルで腫れが引いていくことが良いと思います。(膝腫れて注射器でちゅ〜〜〜ってこの腫れを取っちゃうことあるでしょ、確かに腫れが取れればラクになるんだけどさ、腫れんのはさ、半月板とかが傷んでてそれ守るために腫れてんだからさ、それをガンガン滑液抜いちゃうと傷んだ半月板にまたダイレクトに負荷かかっちゃうじゃん?更に言うとさ、負荷かかればまた腫れるでしょ?守るために、でまた注射器で抜くでしょ?それを繰り返すとさ、ついには潤滑液が出なくなる訳、そしたら今度は半月板をガンガン傷めて、更には骨にダイレクトにダメージがかかってくる、その果てが関節の変形です。だから、あんまオススメしないんさ、俺はね。だけど、ケースバイケースで”明日どうしても出たい大会がある!”とかなら、、、、まぁ、抜いても、、、いい、、、かなぁ、、、って感じです)

そこで超音波ですよ。

膝蓋上滑液包の腫れを自分の循環で腫れが引いてくのを助けてあげる、っつーのが大事でしょ。

➕周りのアウターマッスルをマッサージしたりとか、キネシオテープで機能を戻したりすれば1回の治療でもだいぶラクになりますよ(むしろ1回目はだいぶラクになるのを実感し易いと思います)☞そのあとから完治までが施術者も患者も頑張りどころだと思うからみんな頑張ってね!

クライマーとかさ、やたらキョンしたがる人とかさ、着地で捻挫した足首とか、ガストンで肩傷めたり、カチ握り過ぎたりピンチ握りまくってTFCCとかあるじゃん。

お近くの接骨院に相談してください。きっと皆さんのお役に立てると思いますよ。