Rock Beans 部活道


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なぜ基礎を学んでいるかと言うと、それはすごくシンプルな答えです。

 

『クライミングが強くなりたいから』

 

 

 

 

基礎を学ぶ前の僕は常に身体のどこかを傷めながら登っていました。強くなるためには怪我の1つや2つは当たり前と思っていたし、今思えばどこかでそれを自身のステータスにしていた気もします。テーピングをしているくらいがカッコいいとか。

ただ、どこかで何かが違うと思っている自分がいてクライミングをやればやるほどその疑問は大きくなっていきました。

当時のトレーニングを繰り返すほどいつも大事な時に自身の力を発揮出来ない。コンペにしても岩にしてもその時に力を発揮するためにトレーニングをしていたはずなのにトレーニングの量・質(課題の強度等)が上がっていくほど怪我をしてしまい、痛みで力を発揮できない。そんな言い訳をする自分も嫌でした。
そうなるたびにウンザリしていたし、どこかで諦めやクライミング自体を恨んで嫌いになる感情が少しでもあったことは否めない。

大げさかもしれないが、もしそのままのクライミングを続けていたら今僕はクライミングをしていないかもしれない。

 

 

 

 

 

室岡さんは“見捨てない人”だと思いました。変な表現ですけど、僕はそう感じます。何かを学びたい人、RockBeansの門を叩いた人、強いてはクライミングそのものを救おうとしていると思います。

10年クライミングをして30台も後半になり、でもまだ強くなりたい、だが身体は登るほどボロボロだった僕は室岡さんに出会って実際救われたうちの1人です。

 

ただ、僕だけでは無いと思うのです。今も各々のジムで登っては指が・肩が・膝が・腰・肘・首、、、が痛い。登りたいのに、、、もっと強くなりたいのに、、、、、、、を繰り返している人が多くいるのだと感じます。大怪我をしてクライミングを辞めてしまった人だっているかもしれない。

 

正直言って、以前のうちのジムでは身体のあちこちにテーピングをしている人はいっぱいいました。それを疑いもせず当たり前の光景として見ていました。 今ではその人たちに申し訳なくも思います。もっとしてあげれることがこんなにもあったと。
もっと言うと、必ずとは言えないもののただ課題を打ち込んでいて怪我をしてしまった方は何も非は無いのかもしれません。ジムを信じて来てくれてそのジムの課題を登り続ければその先に理想のクライマー像があると信じて打ち込んでいるであろうに、その課題を登ろうとするほど傷んでいてしまう、、、その人の登り方云々の前にジムオーナー・セッターはそこに自身への疑いの気持ちを持たなくてはならないと思います。例えそんなつもりは無くても自身の無知さは許されるものではありません。

 

 

確かに以前のままの課題でも怪我無くどんどん上手くなって行く人ももちろんいます。その人の元々の感性で基礎の動きを自身で見出していた人や、身体がめちゃくちゃ丈夫な人、あるいはその両方を兼ねている人。そういう人はある意味僕らがいなくても強くなるし、その才能は素晴らしいものだと思います。

ただ、ジムを提供している側の人間がそれを怠っていてはいけないと思います。「センスの良い人・丈夫な人だけが残れば良い」ではクライミングを提供する、すなわちクライミングカルチャーを発信する側の人間として恥ずべきだとさえ思っています。
クライミング界だけで無く、他のスポーツカルチャーから見たらどう思うでしょう。やればやるほど傷んでいく、、、クライミングジムを営んで社会に発信している身分としては大袈裟じゃ無しに危機感をもって取組むべきことだと思います。クライミングの未来のためにも。

 

 

だから、今からでも変えるべきなんです。

 

それからうちのジムの取り組みは基礎練習に大きく変わりました。それ以前から登っていた方は戸惑うぐらいの変化だったかもしれません。
しかし、僕自身を含め、それ以降の約1年でみんなの登りは大きく変わったことは一目瞭然です。何故ならテーピングを巻いている人やその課題を登って身体のどこかが痛いと言う人はいなくなりました。
課題が簡単になったわけではありません。むしろ厳しさを持った課題に向かっています。その課題に真摯に打ち込む人ほど以前より上手く、強くなっています。傷めるどころか身体の動きはより良くなっていきます。

 

RockBeansの130°壁

RockBeansの課題は基礎以外のものを全く受け付けません。基礎の身体の動きを以てして登らなくてはたちまち落ちてしまいます。
それは一見“厳しさ”のように見えますが、僕には“優しさ”のように感じます。

身体を傷めるのではなく、真の動きを追求していくことのみを許されるその壁は、ジムに来るクライマーへの愛と言っても過言では無い。優しさから出る厳しさと言うか。
登ってもらう人に“真に強くなる”という願いなくては作れない、そんな課題だと思います。

 

僕らのジムはまだ取り組んでたかだか1年と少しです。こんなことを言うのは登りに来ていただいているみんなに申し訳ないことでもあるのだけど、事実まだまだ基礎の追求を始めたばかりなのです。一刻も早くみんなに今よりももっともっと!!良い課題を登ってもらえるように明日からも努力するのみです。

 

僕のような悩みや疑問を抱いているクライマーやジムオーナーさんは少なくないと思います。
簡単です。学ぼうとする意志があればそこに道は開けています。そのような方々に少しでも何かのヒントになれればと動画を作りました。
しがない片田舎のジムですが、僕たちのクライミング道は物凄く眩い光で明るくなりました。それが基礎です。追求していく先に

『強くなる』

が必ずあります。

 

 

 

 

 

最後に、

撮影の合間のたけしさん

僕らは当日までこんなスペシャルゲストが来るなんて知らされていなかった土肥くん

2019年のJNC8の際にご指導して頂いた山本充男さん

 

僕たちのような何の変哲もないジムに誠意に対応していただいてこんなカッコいい動画を撮影してくださったRollFilmのたけしさん、

いそがしいなか、自身のトレーニングもあるだろうに協力してくれた土肥くん、

実際ここまで導いてくれたのは他ならぬ充男さんです、

 

本当にありがとうございます!!!!!この場を借りて感謝させていただきます。

僕らはまだ何も成し遂げていません。これからも精進し続けます!!!!!