ゆっくりですが壁を埋めてってます。毎週木曜日にラインセットでホールドを増やしていってるので徐々にって感じですがだいぶ増えています。現在コンペ課題+14本です。
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黄テープ(9~10級) 2本
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緑テープ(7~8級) 4本
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青テープ(5~6級) 4本
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赤テープ(4級) 10本
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銀テープ(3級) 7本
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白テープ(2級) 13本
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黒テープ(1級) 9本
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桃テープ(初段) 7本
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紫テープ(2段) 2本
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茶テープ(3段) 1本 計59本
揃ってます!まだまだラインセットのその課題自体が贅沢に楽しめます。ぜひ楽しんでください。
9月28・29日(土日)にコンペに引き続きTokyo Powderの山本充男さんをお招きしてセッター講習を開催します。100°壁と130°壁で行うのですが、今回は課題の作り方をじっくり習うので講習会としての課題数は多くはないと思われます。が、楽しみにしていてください!その後に作る僕らの課題にもご期待ください!!!それに応えられるよう今も毎日セッターチームの各々が少しずつでもセットの訓練をしています!!!ご期待ください!!!!!
長文失礼しますが、僕個人としての願いは「課題を何度も登って欲しい」ってことです。
今回のコンペの課題は今までうちで作ってきた課題以上にクライミングが強くなるための要素が詰まっています。全体としていつもより難しく感じたかもしれません。もちろん登れた課題もあるでしょうがやはり難しかったと思います。なぜなら今までできなかったことが出来るようになるための課題だからです。
「登れた課題も何度も登って欲しい、登れなかった課題はぜひ登れるように何度もトライする」これって、クライミングが強くなるための当たり前のことだと思うのですが、「1度登れた課題は過去のもの、今の自分では登れない課題は自分には関係のないもの」というふうになってはいないでしょうか。
①(何度やっても)ある程度確実に登れる課題。②1回しか登れていない課題。③まだ登れていない課題。
③が登れるようになることが強くなるために必要なのは分かり易いと思います。
もう少しでできる!って時はクライミングが最高に楽しい瞬間の1つでもあります。ただ、全く歯が立たない課題の場合、誰もが嫌になります。でもどこか1部分でもムーブを出す・習得することがたとえ今回の課題は登れなくても未来の課題を登るためにとても重要なことだと思います。
②を①のように登れるようになりましょう。それがムーブの安定につながります。
僕はジムでは初段グレードが最高グレードですが、自分の得意な傾斜で自分の得意なホールド・ムーブの課題を何日もトライしてやっと1回登れる程度です。2級ならだいたいどの傾斜でもどんなタイプの課題でも登れると思います。なので僕は1級ないし初段を確実に登れる能力とまだ登ったことのない2段を登るという経験が必要ってことになります。
これの繰り返しだと思います。
真に強くなるためには身体の動きを考えた上質な課題を何度も登って体得していくことなのだと思います。それは地道な作業(努力)が必要でしょうし、もしかしたら面白くないかもしれない。けど、その過程が「強くなる」ことなのだと思います。
しかし、うちのジムの規模と今の僕ではそういった課題だけを提供することが出来ません。まぶしセットにしないと経営できないと思います。まぶしセットは僕自身も好きですし、付いてるホールドでみんなが課題を作れることも“クライミングが強くなる・クライミングを理解する”のにとても有効だと思います。しかし、まぶしセットは自分でホールドを選べるが故に“苦手なもの・出来ないもの”より、“得意なもの・楽しいもの”に行きがちになってしまいます。僕もそうです。
すでにホールドがつき始めていますからコンペ時とは違った登りになる課題も出てきています。が、まだラインセットだけを楽しめます。強くなるために作られた課題を今のうちに何度も修練していただけると幸いです。
みんなガンバって!!!!!!!!!!!
8GRADE 小林純也