Setter’s Meeting Vol.2@ロマノフ 後述


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6月1日(土曜日)・2日(日曜日)に福島は喜多方市のロマノフで開催されたSetter’s Meeting Vol.2
相変わらず僕個人の感想になってしまいますが、後述を書いていきます。

 

課題の完成はいつなのか?

ホールドを付けた時?
セッターが登った時?
とりあえずムーブは全部出た。
ムーブが出てない部分があるけど登れるだろう。

色々な“時”があるでしょう。

僕が思う課題の完成は“選手(クライマー)が登った時”だと思っています。
課題を完成させるのは選手なのです。選手が登った時にその課題は完成されます。なので、セッターは選手のおかげでその課題を完成することが出来たと言えましょう。
もちろん無責任な状態で課題を公開することはダメですし、完全に登れたものを提供するのが良いでしょう。しかし、自分の登攀能力を超えた課題を作らなければならない時はあります。きっとワールドカップなんかもそうなんじゃないかな。そもそも自分の登りの範囲のみしか作ることを許されないとしたら突き詰めると世界最強クライマーしか課題を作れないことになってしまいます。
ただ、やはり登れるに越したことはないと思います。課題のアイディアは自分の登りから生まれるものであり、例えメディアを通して見て知った課題でも自分の登りがあってこそ想像し理解できるものだと思います。そもそも登れた方がセットも楽しいですしね。

 

 

 

 

 

 

MOVEMENTのなるいくん

 

今回のセッター陣で圧倒的な強さを持ったなるいくんは、誰よりも課題に様々な顔を持たすことができる人だったと思う。必ずしも強い人がそうとは限らないし、強いが正しいでもないと思いますが、“その課題”を登った人は登れていない人が経験していないもの体験していることになります。その人から生まれる課題は例え低グレードでも厚みがあると思います。
やはりセッターは強くないといけない、、、、訳ではないけど、強い方が良いでしょう。

 

 

話は戻りますが課題の完成に補足をすると、真の完成とは、
“選手がセッターを超えた時”
だと思います。
セッターは課題に様々な事を込めます。登れた時に感じる心地良い爽快感、達成感はセッターが様々な考え・思いを込めてそう作ったからです。

 

ただ、稀にセッターの想像を超えた登りをしてくれることがあります。それを引き出したのもセッターと言えなくもないですが、僕は選手がセッターの想像を超えてその課題をさらに昇華してくれたのだと思います。その瞬間に立ち会ったとき、その場にいる人たちを奮い立たせるような感動が生まれ感謝をしたくなります。そして“自分もこんなクライミングがしたい”と思わせてくれて、その連続・連鎖がクライミングを永遠に続けさせるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き今回のSetter’s Meetingもただただ楽しかった!アツシをはじめロマノフのみんな、今回初めて一緒にセットしたなるいくんもみんな本当に良い人だった!本当に人に恵まれてるなーと実感してしまう2日間でした!本当にありがとう!!!!!!!!!!

 

 

 

良いチームでセットした課題は本当に生き生きとしています!そんな課題がモリモリのコンペが明日(6月9日(日曜日))に迫りました!!!当日参加もOKです!!!県外の人もどなたでもご参加ください!!!!!!!!

 

 

またみんなでなんかやろうぜ!!!!!!